再生医療
ひざの痛みを乗り越えて、“介護する側”へ
当初、患者様はひざの強い痛みで歩行もままならず、他院では人工関節の手術を勧められていました。しかし、当院で治療の選択肢として幹細胞治療をご説明した際、患者様は「私、なんだか治る気がするんです!」
前向きなその一言に、スタッフも思わず背中を押された気持ちになり、幹細胞治療をスタートしました。
治療から3か月後、痛みは完全に消失。
そして現在、患者様はなんと介護職として、ベッドからの移乗介助や日常支援などを“介護する側”として毎日こなしていらっしゃいます。
MRIでも軟骨再生が確認されております。
幹細胞治療は、効果に個人差があるという特性がありますが、この方のように前向きな気持ちで取り組んでくださる方は、治療効果もよりよく引き出せる印象があります。
“介護される立場から、介護する立場へ”――これは本当に力強い変化です。今後もこの患者様が元気にお仕事を続けられるよう、私たちも全力でフォローしていきます。