幹細胞治療(再生治療)
幹細胞治療(再生治療)の特徴
・痛みの緩和と、軟骨の修復を行う治療
自分の組織をわずかな傷から採取し、軟骨のもとになる細胞を取り出して、それを増やして、再び関節に戻してあげる事で軟骨修復がなされたという報告があります。(Kim YSら:Clin Orthop Relat Res. 2015)
・日帰りで行う治療
入院の必要はありません。治療はすべて日帰りで行われます。
・脂肪を採取して幹細胞を培養
脂肪を採取し、その中の幹細胞を培養して治療に使用します。自分の組織を使った治療なので安全性が高い治療です。
・軟骨再生に最適な細胞採取
同じ幹細胞でも滑膜由来幹細胞という軟骨再生に最適な細胞をご自身のひざの組織から採取します。局所麻酔下で約1.5㎝切開し、約1gの組織を15分程度で採取します。
幹細胞治療(再生治療)の注意点
詳しくは、カウンセリングにてご説明いたします。
- ・治療効果に個人差がある
- ・治療後、リハビリが必要
- ・治療期間は約3カ月から6カ月以上です
※個人差があります
※治療効果に個人差はあるものの、
治療効果の見込みについてはカウンセリングで
担当医師がお話します.
保存療法・手術との違い
関節の痛みに対する一般的な治療法は、保存療法と手術があります。
- 保存療法:痛みを軽減させる目的で行われる(シップ、鎮痛薬、サポーターの装着、ヒアルロン酸注射など)
- 手術:症状の改善が見込めず、日常生活動作に支障が出る場合に検討する(人工関節置換術など)
当院で提供する幹細胞治療(再生医療)は、ご自身の幹細胞を使用してダメージを受けている組織を修復することで、痛みや機能の根本的な改善を目指す治療です。
効果が見込める症状・病気
症状
- ひざの痛み
- 股関節の痛み
- その他 関節の痛み
病気
- ・変形性ひざ関節症
- ・変形性関節症、他
治療までの流れ
治療期間は、およそ3~6カ月ほどです。
- 来院1日目:
最初にカウンセリング - 細胞培養(約1ヵ月)
- 来院2日目:
患部へ注入 ※日帰り - 経過観察・アフターフォロー