PRP-FD(成長因子)治療についてご説明します
成長因子治療とは?
成長因子治療は、整形外科や肌再生などの医療分野で活用されている先端医療ですが、
肌再生などの分野だけだと、コラーゲン生成は十分できても、
肌そのものの成長を促すかどうかはまだ不明といわれています。
成長因子治療はどんな分野で活用するかがとても大切になりますが、
膝の痛み治療のために利用する場合、
成長因子は関節の表面ですり減ってしまった軟骨が再生するのを助けてくれる可能性があります。
この成長因子治療も万能ではないですが、
施術の負担はとても少なくスポーツ選手に対して治療する場合、部位を特段選ばず、
短期間で治療を施せます。
膝の痛みに対しての治療はもちろん、
肘や指の関節、骨や筋肉のような部分の怪我に対しても利用できるため、
膝周辺を損傷している場合には成長因子治療で
トータルケアが効率的にできるかもしれません。
成長因子治療を行うには?
成長因子治療を行う場合、カウンセリング、採血、施術当日の注入以外には、
成長因子製剤の作成に約3週間かかるくらいです。
成長因子製剤の注入自体は数分程度で終わるので日帰りで治療ができます。
治療後の痛みもこれまでおこなわれていた成長因子の投与(PRP治療)に
比べて最小限に抑えられます。
採血2時間前までに食事を済ませておくなどの条件がありますが、
他には特に厳しい条件は無いとされているので、
あまり大きくメスを入れる治療をするよりは安全で早いです。
自己治癒に頼った安心の治療
成長因子製剤は誰にでも効果を発揮するわけではないですが、
注射で自身の血液から作る成長因子製剤を注入するだけなので
拒絶反応や大きな副作用、合併症などの危険が少ないです。
メスを入れるのに比べると靭帯や腱を痛める心配もほとんどありません。
注入日は日帰りで、施術は数分で終わります。
成長因子治療をする場合、治療期間は1ヶ月から3ヶ月程かかりますが、
患部にメスを入れないことと、治る反応を早めてくれる働きもあるので、
スポーツなどをしている場合は復帰を早められる可能性があります。
注射の回数が複数回必要な場合もありますが、
早期治療できれば注射回数も治療期間も短縮できるでしょう。
自己治癒力を促していく治療で、安全性の高い治療のため、
手術が不安な人でも膝の痛み改善にしっかり取り組んでいけるはずです。