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ひざの痛みに悩む人は多い

年齢を増してくると体の色々な場所が痛むことがあります。
毎朝起きてみると腰が痛かったり背中が痛かったり肩があげられなかったりと色々な症状を経験します。
体の痛みの中でも特に耳にするのはひざの痛みです。
ひざはそれより上の体を支える重要な場所であり、そのために負担がかかりやすい部位でもあります。
生化学工業株式会社と科研製薬株式会社がおこなった調査によると、中高年の実に63.0%がひざ痛持ちだということが分かりました。
ひざの痛みは特に女性に多いとされ、60歳以降だと2人に1人ともいわれます。
具体的な症状として、階段の上り下りや和室での生活がつらいと感じています。
またこの調査結果から、多くの人が我慢できる痛みだと思って病院での治療を受けていないという現状も見えてきます。

もしひざの痛みに悩んでいる場合は、もしかしたら「変形性膝関節症」を患っている可能性があります。
これはひざの骨と骨の間のクッション役の軟骨がすり減ってしまう病気です。
クッションがないために、体重がかかるたびに、土台となっている骨に負担がかかり痛みが生じます。
立ち上がり、階段を降りる時、動きはじめに痛みが出るというのが特徴です。

場合によっては、それが原因で炎症もおこります。
炎症が原因で関節を取り囲む滑膜から関節液が過剰に排出されて、いわゆる”お水がたまる”という状態になります。
深くひざを曲げると重だるいような、圧迫されるような痛みが出るのが特徴です。

程度も様々とはいえ、そういった状況になっては日常生活がまともに送れないため、早期の対策が必要となります。
推計では約1,000万人の患者がこの病気に苦労していると言われています。

ひざの痛みは放っておかないで早めに医療機関で受診する事が大切です。早期の対策ができると進行も予防可能です。