大腿骨頭壊死に対しておこなった再生医療の1例
股関節の痛みの原因の一つである大腿骨頭壊死。
治らない疾患の一つで、現状の根本治療は人工関節置換術のみとされています。
今回、けがが原因で発症した壊死に対して、2段階の治療をおこないました。
①壊死部分を手術で可能な限り取り除き、取り除いた部分に成長因子と人工骨を補填しネジで固定する
(傷は3cm程度、手術時間約30分)
②後日、幹細胞1億個を股関節内に注入
写真のMRI画像で壊死範囲(赤の点線で囲まれた部分)
は順調に縮小しています。
完治目指してさらに経過を追っていきます。