股関節への幹細胞治療　～2回目の細胞投与の患者様～

股関節の痛みで困っている患者様への治療法は本当に少ない！
その選択肢の少なさに治療している私たちも忸怩たる思いがあります。

そんな中、股関節への幹細胞治療を一つの道として確立したいと工夫しながら治療させていただいております。

今回は、86歳の女性の患者様。

反対側の股関節は人工関節手術をおこなったものの、入院生活の大変さや術後もあまり調子は良くないということ。

”私はもう高齢だし、反対側の事を考えると手術は避けたいの”

ということで幹細胞治療をご決断されました。

1回目の幹細胞投与で症状はかなり改善したものの、時々痛みが出る、とのことで、2回目の投与をおこないました。

2回目の投与前には大腿骨の骨頭にかなり強い炎症がありましたが、投与後1か月でその炎症もかなり改善。

痛みも同様に改善。

来月は旅行へ行ってくるの。とうれしそうな様子に私たちも顔がほころびます。

患者様の笑顔が力になります。

（自己脂肪滑膜由来　間葉系幹細胞　1億個＋PRP　投与）